特急列車のEB装置(緊急列車停止装置)が機能しない状態で走行した事象について
平成28年3月14日、EB装置(緊急列車停止装置)が機能しない状態で列車が走行していたことが判明しました。ご利用のお客様には大変ご心配をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
※注釈 「EB装置(緊急列車停止装置)」とは、保安装置のひとつで、運転士が運転機器操作を60秒間行なかった場合にブザーが鳴動し、さらに5秒間何もしなければ自動的に非常ブレーキが作動する装置です。
1 発生日時
平成28年3月14日(月曜日) 午後5時23分ごろ
2 発生場所
JR神戸線(東海道線) 大阪駅
3 列車名
下り特急列車「スーパーはくと11号」 京都駅(16時56分)発 倉吉駅(20時32分)着 5両編成
乗客数:約100名
※注釈 車両は智頭急行株式会社所有です。
4 概況
3月14日午後5時45分ごろ、当該列車の運転士は、三ノ宮駅停車中にEB装置の電源が「切」となっていることを認め、電源を「入」として運転を継続しました。その後、14日から16日にかけて詳細に調査を行ったところ、大阪〜三ノ宮駅間で当該車両のEB装置が作動しない状態であったことが判明しました。
EB装置が作動しない状態であったのは、3月14日 特急列車「スーパーはくと11号」の大阪〜三ノ宮駅間(30.6キロメートル、約22分間)です。
5 原因
EB装置の電源が切れたためです。
6 対策
当該車両のEB装置のブレーカーの取り替えを実施しました。